- 2021/04/11
- Category : 【逸脱書評】思想・宗教
『人新世の「資本論」』(集英社新書)斎藤 幸平 著
新書大賞という「売り文句」
斎藤幸平の論考やインタビュー本を、僕はだいぶ前から何度か取り上げています。
彼は大昔に僕のAmazonレビューについて千葉雅也とTwitterでやりとりしているので、僕のことも記憶の隅には残っていると思います。
そんな昔馴染みの斎藤の著書『人新世の「資本論」』(2020年)が、今年の新書大賞の第1位に選ばれたというニュースを知って、
発売当初に購入したまま放っておいた本書を読むことにしました。
なぜ今まで読んでいなかったのかというと、僕はすでに斎藤の書いた専門論考をいくつも読んでいるので、だいたい内容が想像できるからです。
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