- 2021/06/13
- Category : 南井三鷹の【評論】
千葉雅也に見るポストモダンの権力構造【付録】
ポロリ必至の「放言だらけの大座談会」
さて、ここからは特別コーナーです。
ポストモダン的主体についてはだいたい総括できたので、その代表たる売文研究者と癒着した「現代思想」という雑誌の「放言だらけの大座談会」を楽しむことにしましょう。
(そこのお父さん、不用意な発言がポロリすることもありますよ!)
ポストモダンの相対主義が、たった一つの現実や真実をいたずらに複数化し、真実の価値を貶める「ポスト・トゥルース」状況を生み出したことは、
利権から自由な知性を持つ人なら誰でも思い当たる事実です。
この事実を認められないのは、ポストモダン思想を生業にしているポストモダン研究者やポストモダン作家だけなのですが、
青土社はわざわざそのような「抵抗勢力」を集めて、放言だらけの居酒屋談義レベルの座談会を一般商業誌に掲載しています。
全体的に読む価値がない特集なのですが、今回は千葉雅也が参加した「現代思想」2021年6月号の座談会を取り上げて、
僕が定義したポストモダン的主体の有り様を実践的に確認してみようと思います。
(※真実を提示することを「ゲス」だと感じるセンシティブな方は、この先を絶対に読まないでください)
Tweet